Gaudi Clinicalが提案する再生医療
当社は、アカデミアにおける基礎研究・臨床研究から得られた科学的知見をもとに、再生医療技術の臨床応用に取り組んでいます。
1. 整形外科領域
PRP(多血小板血漿)療法
主な適応症:変形性膝関節症をはじめとした関節疾患(膝関節や股関節、肩関節など)/筋・腱・靭帯損傷
血小板数に着目したPRP製造
PRPの臨床成績には、総血小板投与量が関係する可能性が報告されています※。当社では、血小板数の個人差を考慮しながら、より多くの血小板を確保できるよう製造工程の工夫と改善に取り組んでいます。
※ Berrigan WA, et al. A Greater Platelet Dose May Yield Better Clinical Outcomes for Platelet-Rich Plasma in the Treatment of Knee Osteoarthritis: A Systematic Review. Arthroscopy. 41: 809-817.e2, 2025.
院内での工程をシンプルに
製造済みのPRPをお届けするので、院内での遠心分離などの調製は不要です。投与前に解凍し、シリンジに吸い上げたら投与できます。

参考となるPRP治療に関する臨床研究論文
- 日本における変形性膝関節症に対するPRP療法の実臨床データを解析し、患者背景やPRPの特性と治療成績との関連を検討した研究
Saita Y, et al. Platelet-rich plasma therapy for knee osteoarthritis: Insights from real-world clinical data in Japan. Regen Ther. 29: 427-434, 2025. - 膝OAに対するPRPとHAの有効性・安全性を比較したメタ解析
Tan J, et al. Platelet-Rich Plasma Versus Hyaluronic Acid in the Treatment of Knee Osteoarthritis: A Meta-analysis of 26 Randomized Controlled Trials. Arthroscopy. 37: 309-325, 2021.
ASCs(自己脂肪組織由来幹細胞)療法
主な適応症:変形性関節症
少量の脂肪組織から培養
培養に必要な脂肪組織は、腹部等の皮下脂肪から少量を採取します。小切開による組織採取を基本としているため、処置室等での日帰り採取を想定した運用が可能です。
外来で投与
培養したASCsは、投与日に用時調製した状態で医療機関へ納品します。投与は外来で実施でき、入院を前提としない運用が可能です。
院内での細胞加工を必要としない運用
採取された脂肪組織の培養・加工、品質管理から納品までを一貫して対応します。医療機関では、採取日に脂肪組織を採取し、投与日に納品された細胞加工物を投与することに専念いただけます。
院内での細胞培養や複雑な調製工程を必要とせず、既存の診療体制に組み込みやすい運用が可能です。

ASCsに関する臨床研究の動向
ASCs(自己脂肪組織由来幹細胞)の関節内投与については、変形性膝関節症を対象とした複数の臨床研究が報告され、疼痛や関節機能、安全性等について検討が行われています。一方、投与細胞数や投与回数、製造方法等は研究によって異なり、最適な治療条件については現在も検討が続けられています。当社では、こうした国内外の研究動向も踏まえながら、細胞の製造・品質管理に取り組んでいます。
参考となるASCs治療に関する臨床研究論文
- 膝OAに対する脂肪由来MSC反復投与の安全性・有効性を検討した臨床試験
Song Y, et al. Human adipose-derived mesenchymal stem cells for osteoarthritis: a pilot study with long-term follow-up and repeated injections. Regen Med. 13: 295-307, 2018. - 膝OAに対する脂肪由来ASCとPRPの臨床・MRI成績を比較した後ろ向き研究
Khoury MA, et al. Knee Osteoarthritis: Clinical and MRI Outcomes After Multiple Intra-Articular Injections With Expanded Autologous Adipose-Derived Stromal Cells or Platelet-Rich Plasma. Cartilage. 14: 433-444, 2023. - 膝OAに対する脂肪由来MSCの有効性・安全性を検証した第Ⅲ相RCT
Kim KI, et al. Clinical Efficacy and Safety of the Intra-articular Injection of Autologous Adipose-Derived Mesenchymal Stem Cells for Knee Osteoarthritis: A Phase III, Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Trial. Am J Sports Med. 51: 2243-2253, 2023.
2. 歯科領域
PRP(多血小板血漿)療法
歯槽骨再生促進/創傷治癒促進療法
歯科・口腔外科領域での主な対象:
- 抜歯後の抜歯窩に対する治療
- 歯周組織の欠損・損傷等に対する歯周組織治療
- 歯槽骨量が不足する症例に対する治療
歯科インプラント治療に伴う骨造成では、症例に応じてサイナスリフトやソケットリフト等に用いられる場合もあります。
ゲル化して使用できるPRP
PRPに塩化カルシウムを添加してゲル化し、治療部位に使用します。ゲル状のPRPは操作性に優れ、治療目的に応じて、自家骨や骨補填材等と組み合わせて使用することも可能です。
院内での調製工程を軽減
製造済みのPRPを医療機関へ納品するため、院内での採血後の遠心分離等のPRP調製を必要としません。投与前に解凍・ゲル化した後、治療部位に使用いただけます。
参考となるPRP治療に関する臨床研究論文
- 歯周組織再生
Roselló-Camps À, et al. Platelet-rich plasma for periodontal regeneration in the treatment of intrabony defects: a meta-analysis on prospective clinical trials. Oral Surg Oral Med Oral Pathol Oral Radiol. 120: 562-574, 2015. - PRP+骨補填材を用いたソケットプリザベーション
Kutkut A, et al. Extraction socket preservation graft before implant placement with calcium sulfate hemihydrate and platelet-rich plasma: a clinical and histomorphometric study in humans. J Periodontol. 83: 401-409, 2012. - インプラント埋入後の骨吸収
Jalaluddin M, et al. Evaluation of Crestal Bone Loss after Placement of Bone Graft around the Oral Implant with/without Platelet-Rich Plasma. J Contemp Dent Pract. 25: 645-648, 2024.
ASCs(自己脂肪組織由来幹細胞)+PRP療法
主な対象:慢性歯周炎に対する歯周組織再生/歯科インプラント治療に伴う骨造成
歯周組織再生・骨造成への応用
自己脂肪組織から分離・培養したASCsをPRPと組み合わせ、慢性歯周炎に対する歯周組織再生や、歯科インプラント治療に伴う骨造成への応用が検討されています。
アカデミアとの連携
大学歯科口腔外科との共同研究を通じて、臨床応用に向けた検討を重ねています。
ASCs+PRPに関する臨床研究
- 歯周組織再生
Tobita M, et al. Efficacy and Safety of Autologous Adipose-Derived Stem Cells Combined With Platelet-Rich Plasma for Periodontal Regeneration: A Multicenter, Randomized, Open-Label, Parallel-Group Comparative Trial. Regen Ther. 31: 101062, 2026.
Gaudi Clinicalの特徴
標準化された製造体制
教育・訓練を受けた製造担当者が、定められた手順に基づいて製造を行い、製造工程の標準化と作業品質の安定化に取り組んでいます。
確かな品質管理と詳細な情報提供
クリーンルームで製造し、すべての細胞加工物について無菌試験を含む所定の品質試験を実施し、出荷判定基準を満たした確かなものだけを医療機関へ納品しています。また、納品時には品質試験結果や細胞数などを明記したレポートを添付するため、投与前に品質情報を直接ご確認いただけます。
スムーズな導入と継続的な診療サポート
再生医療等安全性確保法に基づく提供計画の作成・提出に必要な準備を支援します。さらに、治療開始後も治療前後の経過や臨床データを継続的に蓄積・評価できるよう、医療機関の運用に寄り添ったサポートを提供します。導入から日々の診療まで、一貫してサポートする体制を整えています。
導入しやすい価格設計
細胞加工や輸送等の工程を徹底的に効率化することで、医療機関における導入のしやすさはもちろん、患者様が治療を検討する際の費用負担にも十分に配慮した価格体系を目指しています。